渋谷区恵比寿の歯科医院|SHIRON DENTAL OFFICE(シロンデンタルオフィス)

電動歯ブラシについて

⭐電動歯ブラシについて

電動歯ブラシは、正しく選び・正しく使えば、手用歯ブラシよりも安定して高いプラーク除去効果が期待できる清掃器具です。
一方で、使い方を誤ると歯肉退縮・摩耗・清掃不良を招くこともあり、特性理解が不可欠です。

1. 電動歯ブラシとは何か

電動歯ブラシとは、モーターでブラシが自動運動
使用者は「当てる・移動させる」だけ
👉 動かすのはブラシ、使う人は誘導役です。

2.電動歯ブラシの基本構造

本体(モーター内蔵)
ブラシヘッド(交換式)
電源(充電式が主流)

3. 電動歯ブラシの種類と特徴

① 回転・反転式(丸型)
例:Oral-B系
特徴
円形ヘッドが1歯ずつ包み込む
高いプラーク除去率
向いている人
歯周病患者
手技が苦手な人
高齢者
② 音波振動式(横振動)
例:Philips Sonicare系
特徴
毎分約30,000回以上の微振動
音波水流効果
向いている人
矯正中
歯間・歯周ポケット入口清掃重視
③ 超音波式
特徴
人の手では感知しにくい微振動
殺菌補助効果が報告
⚠️ 単独清掃力は弱く、補助的

4.電動歯ブラシのエビデンス

プラーク除去
回転・反転式は手用より有意に高い除去率
音波式も同等またはやや優位
(Cochraneレビューより)
歯肉炎改善
使用4〜12週で歯肉炎指数改善
使用者間のばらつきが少ない
👉 手技差を補正できるのが最大の利点

5.電動歯ブラシのメリット

力の入れ過ぎ防止(圧力センサー)
清掃時間が安定
高齢者・要介護者でも使用可能
インプラント周囲炎予防に有効

6.電動歯ブラシのデメリット・注意点

正しい当て方が必要
ヘッド交換コスト
過信による歯間清掃不足
強すぎる圧で歯肉退縮のリスク

7.正しい使い方(最重要)

基本原則

❌ ゴシゴシ動かさない
⭕ 歯に当ててゆっくり移動

★当て方
歯軸に直角
歯肉縁に軽く接触
移動速度
1歯あたり2〜3秒

★力加減
毛先が開かない程度
圧力センサーが光らない強さ

8.手用歯ブラシとの併用

☞朝:電動歯ブラシ
☞夜:手用+補助清掃
👉 電動でも歯間清掃は必須

9.電動歯ブラシが特に有効な人

☞歯周病患者
☞矯正治療中
☞インプラント装着者
☞手の巧緻性が低下した人
☞高齢者

10.向かないケース

☞強く押し付けてしまう人
☞極度の知覚過敏(設定調整必要)
☞歯肉退縮が進行している場合

11.ヘッド交換と衛生管理

☞1〜3か月ごと交換
☞毛先が開いたら即交換
☞使用後は十分乾燥

12.患者さんへのアドバイス

電動歯ブラシは
「動かす道具」ではなく
「当てる道具」です。
強く当てなくても
しっかり汚れは取れます。

13.当院からのメッセージ

☞「力はいりません」
☞「歯1本ずつ止めます」
☞「歯間は別の道具です」

14.電動歯ブラシと補助清掃器具の関係
推奨部位

〇電動歯ブラシ☞ 歯面
〇フロス・歯間ブラシ☞ 歯間
〇タフトブラシ☞ 歯肉縁

15.まとめ(重要ポイント)

電動歯ブラシは、
〇プラーク除去効率が高い
〇手技差を減らせる
〇正しい当て方が必須

👉 「電動=万能」ではなく、「基本清掃の質を底上げする道具」

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