⭐歯科用注射針の太さについて
歯科治療で使われる「浸潤麻酔(しんじゅんなすい)」の針は、皆さんが想像するよりもずっと細く、痛みを感じにくいように進化しています。
歯科用注射針の太さについて解説します。
- 針の太さの単位「G(ゲージ)」
医療の世界では、針の太さを G(ゲージ) という単位で表します。
数字が大きくなるほど、針は細くなる というのがポイントです。
種類 太さ(外径) 特徴
〇33G
約0.20mm 現在、歯科で使われる中で最も細い部類。
〇31G
約0.25mm 非常に細く、痛みを感じにくい標準的な極細針。
〇30G
約0.30mm 一般的な歯科治療で広く普及しているサイズ。
(参考) 採血針 約0.70mm〜 健康診断などの採血用(22G〜23G)。
- なぜ「細い針」を使うのか?
理由はシンプルに、「刺入時の痛みを最小限にするため」 です。
痛みの軽減: 針が細ければ細いほど、歯肉の痛みを感じる「痛点」に触れる確率が下がり、刺激も少なくなります。
麻酔液の注入速度: 細い針は、麻酔液を一気に流し込むことができません。
あえてゆっくり注入されることになるため、細胞が膨らむときの痛み(圧痛)も抑えやすくなります。
- 針以外で痛みを抑える工夫
最近の歯医者さんでは、針の細さに加えて以下のような工夫を組み合わせています。
●表面麻酔: 針を刺す前に、歯茎にゼリー状の麻酔薬を塗って感覚を麻痺させます。
●電動注射器: コンピューター制御で「超スローペース」かつ「一定の速度」で注入するため、圧痛がほとんどありません。
●カートリッジウォーマー: 麻酔液を体温(37℃前後)に温めておくことで、液体が入ってきた時の違和感を減らします。


