静脈内鎮静法ってどんな感じ?
「歯医者さんが怖くて震えてしまう」「嘔吐反射が強くて器具が入るだけで辛い」という方にとって、眠っている間に治療が終わる麻酔は本当に救世主ですよね。
歯科で「眠りながら」行われる麻酔は、主に「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」と呼ばれます。
どんなものか分かりやすく解説します。
- 静脈内鎮静法ってどんな感じ?
腕の静脈から点滴で鎮静剤を注入する方法です。
感覚: 数分でウトウトし始め、気づいたら「ふわふわした心地よい状態」になります。
意識: 完全に消失する「全身麻酔」とは違い、実はうっすら意識があります。
歯科医師の「口を開けてください」という呼びかけには反応できますが、終わった後は「ほとんど覚えていない」ことが多いため、実質「眠っていた」と感じる人がほとんどです。
痛み: これ自体に強い鎮痛作用はないため、眠った後に通常の「局所麻酔(注射)」も併用します。
ただし、意識がぼんやりしているので注射の痛みもほぼ感じません。
- メリットとデメリット
メリット
デメリット(注意点)
メリット
恐怖心や緊張がなくなる
デメリット
保険適用外の場合が多い(自由診療)
メリット
嘔吐反射(オエッとなる)が抑えられる
デメリット
治療後、しばらくふらつきが残る
メリット
時間の経過が早く感じる(1時間が10分くらいに)
デメリット
帰宅時に車の運転ができない
メリット
血圧の変動を抑えられる(持病がある方に有効)
デメリット
事前の食事制限が必要なことがある
- こんな人におすすめ
歯科恐怖症で、椅子に座るだけで動悸がする方
インプラントや親知らずの抜歯など、手術時間が長いケース
口の中に器具が入るとすぐに吐き気がしてしまう方
過去の歯科治療でトラウマがある方
- 治療の流れ(ざっくり)
体調チェック: 血圧計や心電図をつけ、安全を確認します。
点滴開始: 腕からお薬を入れます。
治療: 数分でウトウト。
リラックスした状態で治療を受けます。
回復: 治療後、院内のリカバリールームで1〜2時間ほどしっかり目が覚めるまで休みます。


