⭐インレー Q&A集
基本編
- インレーとは何ですか？
- 虫歯を削った部分に接着剤をつけて入れる詰め物で、主に奥歯（小・大臼歯）に使われます。
- なぜインレーが必要になるのですか？
- 虫歯を取り除いた後、歯の形と機能を回復するためです。
- インレーとレジン修復（白い詰め物）の違いは？
- インレーは歯型を取って作るため、精度と耐久性が高いです。
- インレーとクラウンの違いは？
- インレーは部分的、クラウンは歯全体を覆います。
- どの程度の虫歯でインレーになりますか？
- 中程度の虫歯で、歯を多く残せる場合です。
種類・材料編
- インレーにはどんな種類がありますか？
- 金属、セラミック、ハイブリッドレジンなどがあります。
- 保険診療で使われるインレーは？
- 主に銀色の金属インレーもしくは白いハイブリッドレジンインレーです。
- セラミックインレーの特徴は？
- 自然な白さで、変色や汚れがつきにくく、減りにくいいです。生体親和性も高いです。
- ハイブリッドレジンインレーの特徴は？
- 見た目と費用のバランスが良い素材です。金属に比べ減りやすく壊れやすく取れやすいです。
- 金属アレルギーが心配な場合は？
- ハイブリッドレジンか金属を使わないセラミックが適しています。
見た目・審美性
- 銀色のインレーは目立ちますか？
- 上の奥歯では比較的目立ちにくいですが、口を開けると見える場合があります。特に下の奥歯で目立ちます。
- 白いインレーは変色しますか？
- セラミックはほとんど変色しません。ハイブリッドレジンインレーは変色します。
- 天然歯と見分けがつきますか？
- セラミックではほぼ分かりません。
- 歯の色に合わせてもらえますか？
- はい、周囲の歯に合わせて作製します。
- 笑った時に見えますか？
- 歯の位置によりますが、白いインレーなら目立ちません。
治療の流れ
- インレー治療は何回通院しますか？
- 一般的に2回です。
- 治療中に痛みはありますか？
- 麻酔をすれば、ほとんどありません。
- 型取りは苦しいですか？
- 従来より負担は少なく、スキャン対応の医院もあります。
- 仮詰めの期間は注意が必要ですか？
- はい、外れやすいため硬い物や粘着性のあるものは避けましょう。フロスなどの使用で取れる場合があります。
- 当日装着は可能ですか？
- 設備によっては可能な医院もあります。
費用・保険
- インレーは保険が使えますか？
- 金属インレーおよびハイブリッドレジンインレーの一部は保険適用です。
- 自費インレーはなぜ高いのですか？
- 使用材料の種類・精度・審美性が高いためです。
- 自費治療は医療費控除の対象ですか？
- はい、治療目的なら対象です。
- 支払い方法は選べますか？
- 医院によって異なります。
- 将来やり直すと費用は再度かかりますか？
- はい、その都度治療費が必要です。
使用感・耐久性
- インレーはどれくらい持ちますか？
- 平均5～15年ですが、管理状態で変わります。
- 噛みにくさを感じることはありますか？
- 調整で改善できる場合があります。
- しみることはありますか？
- 一時的に起こることがあります。
- 割れることはありますか？
- 強い力が加わると割れる可能性があります。
- 金属インレーは錆びますか？
- 完全には錆びませんが、経年変化はあります。
メンテナンス
- インレーが入っていても虫歯になりますか？
- はい、境目から再発することがあります。
- 歯磨きで気をつける点は？
- インレーと歯の境目を丁寧に磨きましょう。
- フロスは必要ですか？
- はい、再虫歯予防に重要です。
- 定期検診は必要ですか？
- はい、長持ちさせるために重要です。
- 歯石はつきますか？
- 天然歯と同様につきます。
トラブル対応
- インレーが外れたらどうすればいいですか？
- 早めに受診し、外れたものを持参してください。再装着可能な場合があります。
- 外れたインレーは再利用できますか？
- 状態次第で再利用可能な場合があります。
- 痛みが出た場合は？
- 放置せず歯科医院に相談してください。
- インレーの下で虫歯が進むことはありますか？
- はい、気づかないうちに進行することがあります。
- 口臭の原因になりますか？
- 適合不良や清掃不良で起こることがあります。
将来・選択
- 後から白いインレーに替えられますか？
- はい、可能です。
- 妊娠中でも治療できますか？
- 安定期であれば可能な場合が多いです。
- 高齢者でもインレー治療はできますか？
- はい、歯の状態が良ければ可能です。
- 歯ぎしりがあると不利ですか？
- 取れやすく割れやすくなるため対策が必要です。
- マウスピースは必要ですか？
- 歯ぎしりがある方には有効です。
まとめ
- インレーは歯を守る治療ですか？
- はい、歯を残すための重要な治療です。
- 早く治療するメリットは？
- 歯を削る量が少なくて済みます。
- 放置するとどうなりますか？
- 虫歯が進行し、神経治療が必要になることがあります。
- 素材選びは誰が決めますか？
- 患者さんと歯科医師が相談して決めます。
- 自分に合ったインレーを選ぶポイントは？
- 見た目、耐久性、費用、噛み合わせを総合的に考えることです。
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