電動歯ブラシに関するQ&A
基本編
- 電動歯ブラシは本当に効果がありますか?
- はい。
Cochraneレビューなどの信頼性の高い研究により、電動歯ブラシは手磨きよりもプラーク(歯垢)と歯肉炎を平均して減らすことが示されています。短期間・長期間のどちらでも有利とされています。
- 手磨きと比べて、何が違うのですか?
- 一定した動きと時間を確保しやすい点です。
電動歯ブラシは、毎分数千~数万回の振動・回転を自動で行うため、磨き残しが減りやすいのが特徴です。
- どんな種類の電動歯ブラシが良いのですか?
- 回転-振動型(oscillating-rotating)が有利とする研究が多いです。
ただし、ソニック(音波)タイプも手磨きより効果的と報告されています。
👉 「電動であること自体」が重要と考えられています。
- 電動歯ブラシは誰に向いていますか?
- 以下の方に特におすすめです。
磨く時間が短くなりがちな方
手の動きが苦手な方
高齢者・手が不自由な方
インプラント・ブリッジ・矯正装置がある方
使い方編
- 正しい使用時間はどれくらいですか?
- 1回2分が目安です。
30秒ごとに知らせてくれるタイマー付きの機種が便利です。
- どこに当てればいいのですか?
- 歯と歯ぐきの境目に軽く当てます。
歯周ポケットの入り口を意識するのがポイントです。
- ゴシゴシ動かした方がよいですか?
- いいえ。動かしてはいけません。
電動歯ブラシは当てて、ゆっくり移動させることが重要です。
- 力はどれくらい必要ですか?
- 歯に触れる程度の軽い力で十分です。
鉛筆を軽く持つくらいが目安です。
- 強く押し付けるとどうなりますか?
- 歯や歯ぐきを傷める原因になります。
歯肉退縮
歯頸部の摩耗(くさび状欠損)
エナメル質の摩耗
- 圧力センサーは必要ですか?
- 非常に有効です。
過度な力がかかると知らせてくれるため、安全性が高まります。
ブラシヘッド・交換編
- ブラシの毛は硬い方が汚れが落ちますか?
- いいえ。やわらかめ(soft)が推奨されます。
硬い毛は歯ぐきや歯を傷めやすいです。
- ブラシヘッドはどれくらいで交換しますか?
- 3〜4か月ごと、または毛先が開いたら交換です。
毛が劣化すると清掃効果が大きく低下します。
- ヘッドの大きさは重要ですか?
- はい。小さめが理想です。
奥歯まで無理なく届きます。
リスク・誤解編
- 電動歯ブラシは歯を削りますか?
- 正しく使えば削りません。
問題になるのは過圧や研磨剤の強い歯磨剤の併用です。
- 毎日強いモードで使った方が良いですか?
- おすすめしません。
日常使用は通常モードまたはソフトモードが基本です。
- 知覚過敏がある場合はどうすれば?
- センシティブ(ソフト)モードを使いましょう。
症状が続く場合は歯科受診が必要です。
インプラント・補綴編
- インプラントがあっても使えますか?
- 基本的に安全で有効です。
インプラント周囲の機械的清掃は、国際的ガイドラインでも推奨されています。
- インプラント周囲で注意する点は?
- アタッチメント周囲の清掃方法です。
フロスや歯間ブラシの併用が重要で、定期的な歯科医院でのチェックが不可欠です。
- クラウンやブリッジがあっても大丈夫?
- はい。ただし磨き方の工夫が必要です。
補助清掃器具の使い方を歯科医院で確認しましょう。
矯正・高齢者編
- 矯正中でも使えますか?
- むしろ有利です。
ただし、ワイヤー下やブラケット周囲は歯間ブラシや専用フロスが必須です。
- 高齢者にも向いていますか?
- 非常に向いています。
握りやすく、動作を補ってくれるため清掃効率が向上します。
- 介護者が磨く場合にも使えますか?
- はい。介助時の負担軽減にも役立ちます。
選び方編
- 電動歯ブラシ選びのポイントは?
- 以下を重視しましょう。
圧力センサー
タイマー(2分・30秒刻み)
小さめヘッド
やわらかい毛
- メーカーは重要ですか?
- はい。フィリップス(ソニッケア—)、ブラウン(オ—ラルB)、パナソニック(ドルツ)、オムロン(メディクリ—ン)、クラプロックス、サンスターなど臨床データや認証がある製品が安心です。
まとめ・実践編
- 電動歯ブラシだけで十分ですか?
- いいえ。歯間清掃は不十分です。
👉 フロス・歯間ブラシの併用が必須です。
- どれくらいの頻度で歯科検診を受けるべき?
- 3〜6か月ごとが目安です。
磨き方・ヘッド選択・圧の確認を行います。
- 初めて使うときのおすすめは?
- 歯科医院で実際の当て方を確認することです。
最も安全で確実です。
- 電動歯ブラシとは?
- 電動歯ブラシは正しく使えば非常に有効なセルフケアツール
力を入れない・当てて任せる
圧力センサーとタイマーは「やりすぎ防止」に有効
定期的な歯科チェックと併用してこそ効果が最大化します
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