急性化膿性歯髄炎(きゅうせいかのうせい しずいえん)に関するQ&A
【基礎編】急性化膿性歯髄炎とは
- 急性化膿性歯髄炎とは何ですか?
- 急性化膿性歯髄炎とは、歯の中にある歯髄(神経)に細菌感染が起こり、膿(うみ)を伴う強い炎症が生じた状態です。激しい痛みが特徴です。
- なぜ「化膿性」と呼ばれるのですか?
- 歯髄内で細菌が増殖し、炎症により膿が形成されるためです。
- どのような歯から起こりやすいですか?
- 深いむし歯、治療を放置した歯、詰め物の下で再発したむし歯などから起こりやすいです。
【原因編】なぜ起こる?
- 主な原因は何ですか?
- 深いむし歯による細菌感染 歯の破折・亀裂 不十分な修復物の隙間 外傷による歯髄損傷
- なぜ急に強い痛みが出るのですか?
- 歯髄は硬い歯の中に閉じ込められており、炎症で圧が高まると逃げ場がなく、強烈な痛みが生じるためです。
【症状編】 どんな症状が出る?
- どんな痛みが特徴ですか?
- 何もしなくてもズキズキ痛む 夜間に痛みが強くなる 脈打つような痛み
- 冷たい物・熱い物で痛みますか?
- 初期は冷水痛、進行すると温熱刺激で強く痛むことが特徴です。
- 鎮痛薬は効きますか?
- 一時的に効くことはありますが、効果が弱くなりやすく根本治療にはなりません。
【進行編】放置するとどうなる?
- 放置すると自然に治りますか?
- 治りません。放置すると歯髄壊死や根尖性歯周炎へ進行します。
- 痛みが急に消えることがありますが大丈夫ですか?
- 痛みが消えても、歯髄が壊死して感染が広がっている可能性が高く、注意が必要です。
【診断編】どうやって診断する?
- 診断はどのように行いますか?
- 問診(痛みの性質・持続時間) 冷温診 打診 X線・歯科用CT
- レントゲンでは分かりますか?
- 初期では写らないこともありますが、診断の補助として重要です。
【治療編】どうやって治す?
- 治療の基本方針は?
- 感染した歯髄を除去し、痛みの原因を取り除くことです。
- 具体的な治療法は?
- 抜髄(根管治療) 応急的な開放処置 感染根管治療
- 神経は必ず取らなければなりませんか?
- 急性化膿性歯髄炎では、多くの場合、歯髄保存は困難です。
- 応急処置. 抗生物質は必要ですか?
- 原則は外科的処置が最優先で、抗菌薬は補助的に使われます。
- 痛み止めだけで様子を見るのは良くないですか?
- 根本原因が残るため、悪化する可能性があります。
【予後編】
- 治療後の予後はどうですか?
- 適切な根管治療が行われれば、歯の保存は十分可能です。
- 治療が遅れるとどうなりますか?
- 抜歯が必要になるリスクが高まります。
【患者さんがよく誤解する点】
- 夜に痛みが強くなるのは気のせいですか?
- 横になると血流が増え、歯髄内圧が上がるためです。
- 痛い歯を温めると楽になりますか?
- 逆に悪化することが多く、冷やす方が楽な場合があります。
【予防編】
- 予防するにはどうすれば良いですか?
- むし歯の早期治療 定期歯科検診 修復物のチェック
【要約】
- 一番大切なことは何ですか?
- 「ズキズキする激しい歯痛は、早めに歯科受診すること」です。
- 急性化膿性歯髄炎の特徴は?
- 自発痛・夜間痛・温熱痛を伴う強い炎症です。
- 治療のポイントは?
- 早期の歯科治療が歯を守ります。


