子どもの歯科検診を年齢別に解説したガイドQ&A
- 子どもの歯科検診は何のために行うのですか?
- 歯科検診は、むし歯を見つけるためだけのものではありません。
本来の目的は、
むし歯にならない生活習慣を身につける
年齢ごとのリスクを早期に把握する
保護者が正しいケア方法を学ぶ
ことにあります。
👉検診=治療の場ではなく、「予防のスタート地点」です。
- いつから歯科検診を受けるべきですか?
- 0〜1歳(歯が生え始めたら)
目的:むし歯ゼロ習慣づくり
歯が1本でも生えたら初回歯科受診
授乳・離乳食・飲み物の確認
歯ブラシ・仕上げ磨き指導
▶ 推奨頻度:3〜6か月に1回
👉 この時期は「診る」より「生活を整える」ことが中心です。
- 1歳6か月健診だけでは不十分ですか?
- はい、不十分な場合が多いです。
1歳6か月頃
目的:生活習慣チェック
行政の1歳6か月歯科健診
初期う蝕(白斑)の確認
夜間授乳・哺乳瓶使用の評価
👉 行政健診+歯科医院でのフォローが理想的です。
行政健診はあくまで「気づくため」の検診であり、
継続管理は歯科医院の役割です。
- 2〜3歳ではどんな検診が必要ですか?
- 2〜3歳
目的:むし歯予防の定着
定期歯科検診
フッ素塗布の開始
仕上げ磨きの確立
▶ 推奨頻度:3か月に1回
👉 むし歯の有無より、
👉 「仕上げ磨きができているか」が最大のチェックポイントです。
- 3歳児歯科健診で何を見ていますか?
- 3歳頃
目的:多発う蝕の早期発見
乳歯列がそろっているか
間食・甘味習慣の評価
生活リズムの確認
👉 3歳以降にむし歯が急増する子が多く、
ここが予防の分かれ道になります。
- 就学前(4〜6歳)の歯科検診はなぜ重要ですか?
- 4〜6歳(就学前)
目的:学童期への準備
奥歯のシーラント検討
歯並び・噛み合わせの確認
永久歯が生える準備チェック
▶ 推奨頻度:3〜6か月に1回
👉 小学校入学前は「予防の仕上げ期」です。
- 学校歯科健診があるなら歯科医院は不要ですか?
- いいえ、まったく別物です。
学校歯科健診の役割
年1回
視診中心の簡易検診
むし歯・歯肉炎の「疑い」を拾う
👉 治療・精密診断は行いません。
「要受診」と書かれている場合は、
必ず歯科医院での精密検査が必要です。
- 小学生では何を重点的に診ますか?
- 小学生
目的:永久歯を守る
永久歯のフッ素塗布
シーラント
生え変わり管理
▶ 学校健診+歯科医院での定期管理が必須
👉 学校健診は「入口」、
👉 歯科医院は「守り続ける場所」です。
- 中学生・高校生でも歯科検診は必要ですか?
- はい、非常に重要です。
中学生・高校生
目的:歯肉炎・生活習慣管理
歯肉炎チェック
矯正後・成長終了の確認
自立したセルフケア指導
▶ 推奨頻度:6か月に1回
👉 見た目は問題なくても、歯肉炎は進行しやすい時期です。
- 「むし歯なし」と言われたら安心していいですか?
- ❌ いいえ、安心しきるのは危険です。
生活習慣が乱れればすぐにリスクは上がる
成長とともに環境は変わる
👉 「今は問題ない」=「将来も安心」ではありません。
- 泣いて検診できなかったら失敗ですか?
- ❌ 失敗ではありません。
お口を見せる練習ができた
診療室に入れた
それだけでも大きな一歩です。
歯科検診は「慣れる場」でもあります。
- 家庭でできる予防のポイントは?
- ご家庭でできる3つの基本
寝る前は水かお茶のみ
仕上げ磨きは小学生まで
定期的に歯科医院でチェック
👉 この3つが守られていれば、
👉 むし歯リスクは大きく下げられます。
- 歯科医院から保護者へのメッセージ
- 歯科検診は、悪いところを探すだけでなく、
これからむし歯にならないための確認と練習の場です。
幼児期の保護者の方へ
この時期は、歯の状態よりも
飲み物・間食・仕上げ磨きが最も大切です。
- 行政健診・学校健診・歯科医院の違いは?
- 行政健診:気づくため
園・学校健診:見逃さないため
歯科医院:守り続けるため
👉 この3つがそろって、
👉はじめて「子どもの歯を守る仕組み」になります。
- 検診はイベントですか?
- いいえ。継続管理が本質です。
- 痛みがなければ受診不要?
- 痛みが出る前が最も重要です。
- 忙しくて間隔が空いてしまいました…
- 気づいた時点で再開すれば問題ありません。
- 子どもの歯科検診の本当の意味は?
- 子どもの歯科検診は、
1回きりのイベントではありません。
気づく
見逃さない
守り続ける
この流れを作ることが、
一生むし歯で困らない子を育てる近道です
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