🦷歯ブラシだけでは完全な清掃ができない理由 Q&A
- 毎日きちんと歯ブラシしていれば、歯はきれいになりますか?
- 歯の表面はきれいになりますが、歯と歯の間(隣接面)は十分にきれいになりません。
- 歯ブラシで届く範囲はどこまでですか?
-
頬側・舌側の歯の表面
咬合面
歯と歯の間の「入口部分」
までは届きますが、接触点の下までは届きません。
- なぜ歯と歯の間は磨きにくいのですか?
- 歯は隣接面で点または面で接触しており、その下に歯間乳頭(歯ぐき)があるため、
ブラシの毛先が物理的に入り込めない構造になっています。
- バス法やスクラビング法を使えば完璧ですか?
- 歯頸部の外縁のプラークは減らせますが、
接触点直下の隣接面プラークは除去できません。
- 毛先が硬い歯ブラシなら届きますか?
- いいえ。
硬くしても毛先は滑るだけで、接触点の下には入れません。
むしろ歯や歯ぐきを傷つけるリスクが高まります。
- 歯ブラシだけでどれくらいプラークが取れますか?
- 研究では、
👉 隣接面プラークの除去率は約60〜70%程度
と報告されています。
- 残りの30〜40%はどうすればいいのですか?
-
👉 デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具が必須です。
- 虫歯ができやすい場所はどこですか?
-
歯と歯の接触点直下(隣接面)
歯頸部付近
は特に虫歯・歯周病の好発部位です。
- なぜ隣接面は虫歯になりやすいのですか?
-
プラークが残りやすい
唾液の自浄作用が弱い
歯ブラシが届かない
という条件がそろうためです。
- 隣接面の虫歯予防に最も重要な器具は?
-
👉 デンタルフロスです。
接触点の下を直接こすり落とせる唯一の方法です。
- 歯間ブラシはどこに使うものですか?
-
👉 歯と歯の隙間が広い部分
👉 歯肉退縮がある部分
👉 歯周病予防・管理に最適です。
- フロスと歯間ブラシはどちらか一方でいいですか?
- いいえ。
👉 フロス:接触点直下
👉 歯間ブラシ:歯肉縁下・広い隙間
役割が異なります。
- 歯間ブラシのサイズは適当でいいですか?
- いけません。
大きすぎると歯や歯ぐきを傷つけ、小さすぎると清掃効果がありません。
- 歯ブラシだけで歯周病予防はできますか?
- 不十分です。
歯周病の原因菌は歯と歯の間・歯肉縁下に多く存在します。
- 歯ブラシでできる最大限の工夫は?
-
歯肉に対して45°に当てる
歯間の入口を意識して小刻みに動かす
※ただし完全除去は不可能です。
- 補助清掃具を使うとどんな変化がありますか?
-
虫歯・歯周病のリスク低下
歯ぐきの腫れ・出血が減る
口臭改善
- フロスは毎日使う必要がありますか?
- 理想は毎日1回です。
少なくとも就寝前は必須です。
- 電動歯ブラシなら隣接面もきれいになりますか?
- なりません。
電動でも構造的限界は同じです。
- 子どもや高齢者も補助清掃具は必要ですか?
- はい。
特に
子ども:隣接面う蝕
高齢者:歯周病・根面う蝕
予防に重要です。
- 結局、完全な清掃とは何ですか?
-
👉 歯ブラシ+フロス+歯間ブラシ
この組み合わせで、はじめて隣接面を含めた完全清掃が達成できます。
- 本当の予防ケアとは?
- 🙅 歯ブラシ単独では隣接面プラークは除去できない
🙅 接触点直下は物理的に不可能
👉 フロス(接触点下)
👉 歯間ブラシ(歯肉縁下・広い隙間)
この2つをプラスして組み合わせてこそ、本当の予防ケアとなります。
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