口腔外科・親知らず治療
口腔外科治療は、一般的な歯科治療では対処しにくい特殊な症例に対応するための分野です。
その中でも特に多いのが、親知らず(智歯)の抜歯です。
親知らずは、斜めに生えたり、歯茎の下に埋まった状態で生えてくることがあり、その場合、周囲の歯や歯茎に悪影響を及ぼす可能性があります。
当院では、親知らずの抜歯を含む口腔外科の治療にも力を入れており、安全かつ迅速な治療を心がけています。
親知らず治療の流れ
親知らずの治療は、まずX線やCTを使った精密な診断から始まります。
デンタルX線やCT(VeraviewX800)を使用することで、親知らずの位置や形状、神経や周囲の骨の状態を詳細に確認することが可能です。
これにより、抜歯の難易度を正確に把握し、最適な治療計画を立てます。
治療中は歯科用麻酔器具を用い、患者様の痛みを最小限に抑えながら手術を行います。
場合によっては、歯科用マイクロスコープやレーザー(Er:YAGレーザーやアーウィンアドベール)を使用し、精密な手術を進めます。
特に、親知らずが神経に近接している場合や、複雑な形状の親知らずは、こうした高度な機材を用いることで、リスクを軽減し、安全な抜歯が可能です。
複雑な症例への対応
専門医との連携
親知らずの抜歯は、すべてが同じ難易度ではありません。
歯が斜めに生えていたり、完全に埋まっている場合、抜歯がより複雑になります。
当院では、そうした複雑な症例については、患者様が通いやすい信頼できる病院や専門医に紹介する体制を整えています。
これにより、患者様は最も適切な環境で安心して治療を受けることができます。
難しいケースでも適切な治療を進められる体制を整えています。
親知らずの抜歯後のケア
親知らずの抜歯後は、痛みや腫れが数日続くことがありますが、適切なアフターケアを行うことで、早期の回復が見込めます。
当院では、術後のケアについても細かく指導を行い、感染予防や痛みの管理方法をお伝えしています。
また、術後の経過を観察するために定期的なフォローアップも実施しており、患者様が安心して回復できるようサポートいたします。
安全性を重視した治療環境
当院では、口腔外科の治療においても患者様の安全を最優先に考えています。
使用する機材はすべて清潔に管理され、治療環境は常に最高の状態を保っています。
例えば、ルーペや歯科用マイクロスコープを使用することで、肉眼では確認しにくい部分までしっかりと観察し、細かい部分まで配慮した治療を行っています。
また、麻酔器具やレーザー機器を用いることで、痛みや不快感を最小限に抑え、快適な治療を実現します。
口腔外科治療のメリット
親知らずを適切な時期に抜歯することで、将来的な歯や歯茎のトラブルを予防することができます。
親知らずが周囲の歯に圧迫をかけると、歯列が乱れたり、歯周病や虫歯のリスクが高まるため、早期の対応が重要です。
また、術後のケアを丁寧に行うことで、回復がスムーズに進み、長期的な口腔内の健康を維持することができます。
当院では、患者様の状態に合わせた最適な治療を行い、将来のトラブルを未然に防ぐサポートをしています。