🪥【歯ブラシだけで、ムリです。】
👉歯と歯の間の掃除を十分行うことはできません。
☛通常の歯ブラシだけで「歯間隣接面(コンタクト直下)」や「隣接側歯頸部辺縁部付近」のプラークを完全に除去することは難しいと考えられています。
- 歯ブラシで届く範囲
歯ブラシの毛先は歯の表面(頬側・舌側・咬合面)と、歯間の入口(隣接面の外縁)までは届きます。
特に「バス法(歯肉に45度で当てる)」「スクラビング法」で歯頸部辺縁のプラークを減らすことは可能です。
⭐しかし歯と歯の接触点の直下(コンタクトエリア直下の隣接面)は毛先が物理的に入り込めない構造になっています。
- 届かない理由
解剖学的形態:歯は隣接面で接触し、下に「隣接歯間乳頭(歯肉)」があるため、ブラシの毛先は奥まで届かない。
毛先の弾性の限界:硬めの毛を使っても毛先がすべり、接触点下までは清掃できない。
- 研究的エビデンス
✨多くの臨床研究やガイドラインで、隣接面プラークは歯ブラシ単独では約60〜70%程度しか除去できないとされています。
☞残りを補うために、デンタルフロス・歯間ブラシなどの補助清掃具が必須とされています。
- 実際のケア方法
隣接面のプラーク除去 → デンタルフロス
特にう蝕(虫歯)予防には必須。
接触点の直下に毛先は届かないため、フロスで擦り落とす必要があります。
隣接側歯頸部辺縁 → 歯間ブラシ
歯周病や歯肉退縮がある方では、隙間が広がるため歯間ブラシが最適。
サイズ選びが特に重要でサイズを誤ると逆効果となります。。
歯ブラシでできる範囲:歯頸部の外縁・隣接面の入口付近は「毛先を斜め45°」で当てればある程度落とせますが、完全ではありません。
💡 【まとめ】
🙅歯ブラシ 単独では隣接面プラークを完全除去することはできない。
🙅歯頸部辺縁の外縁は清掃可能だが、接触点直下は不可。
👉フロス(接触点下)+歯間ブラシ(歯肉縁下・広い隙間)を組み合わせて初めて完全な隣接面清掃が達成できます。
操作方法でご不明点があれば、
恵比寿にあるSHIRON DENTAL OFFICE までお気軽にご相談ください。