詰め物、被せ物、入れ歯、インプラントのよくある質問
- 銀歯とセラミックの違いは何ですか?
- 銀歯は保険適用で丈夫ですが、金属色が目立つ・金属アレルギーのリスクがあります。
セラミックは見た目が自然で汚れが付きにくく、虫歯の再発リスクも低い傾向があります。
- セラミックは壊れやすいですか?
- 強度は十分ありますが、食いしばりが強い方は割れるリスクが上がります。
マウスピース併用で長持ちしやすくなります。
- 被せ物はどれくらい持ちますか?
- 材質・清掃・噛み合わせにより異なりますが、
保険の銀歯:5〜7年程度
セラミック:8〜12年以上(適切な管理でさらに長く)
- 神経を取った歯の方が被せ物は取れやすいですか?
- どちらが取れやすいということはなく、歯の形や天然の歯の残り具合、接着面積などの影響の方が大きいです。
- ジルコニアセラミックとポーセレンセラミック(e-max)は何が違いますか?
- ジルコニア:強度が高い、奥歯に向く、白くて丈夫、見た目はポーセレンより劣る
e-max:透明感が高い、前歯に向く、見た目がジルコニアより自然、強度はジルコニアより劣る
- インプラントはどれくらい持ちますか?
- 適切なメンテナンスをすれば10〜20年以上持つことが多いです。
歯周病がある方・喫煙者は寿命が短くなります。
- 手術は痛いですか?
- 局所麻酔で痛みはほとんど感じません。
術後の腫れや痛みは2〜3日で落ち着くことが多いです。
- 骨が少ないと言われてもインプラントはできますか?
- 骨造成(GBR・ソケットリフトなど)を行うことで可能になる場合があります。
- インプラントとブリッジの違いは?
- インプラント=他の歯を削らない、噛み心地が自然、長期安定しやすい
ブリッジ=治療が早いが、隣の歯を削る必要がある
- MRI検査は受けられますか?
- はい。チタンは磁力に反応しないため安全です。
- 入れ歯があたって痛いのは作り直すしかありませんか?
- 調整や補修で改善することが多いです。ただしかみ合わせなど多くの改善が必要な場合は作り替えが必要です。
- 金属床義歯は何が良いのですか?
- 薄くて違和感が少ない
壊れにくい
熱を感じやすく食事が美味しい
- バネのない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)は壊れやすいですか?
- 適切に使えば問題ありませんが、高温に弱いため注意が必要です。
- 入れ歯を入れるとしゃべりにくくなりますか?
- 最初は慣れが必要ですが、多くの方は数週間から数か月で違和感なく話せるようになります。
- 夜は入れ歯を外した方が良いですか?
- 基本は外します。粘膜を休ませ、清掃することで感染や炎症を予防できます。
入れ歯をしないことで土手の粘膜を傷つける可能性がある場合、装着したまま就寝した方が良い場合もあります。
- 噛み合わせが悪いと肩こりや頭痛の原因になりますか?
- 関係することがありますが、全てが噛み合わせのせいとは限りません。
筋肉の緊張や姿勢、ストレスも影響します。
- ナイトガードは何のために必要ですか?
- 歯ぎしりや食いしばりから歯と被せ物を守るためです。
インプラントやセラミックを長持ちさせます。
- どうして仮歯が必要なのですか?
- 見た目を保つ
歯周組織(歯ぐき)のダメージ防止と改善
噛む機能を維持する
残っている歯の破折を防ぐ
歯の汚染を防ぐ
歯が動くのを防ぐ
最終補綴物の形態を確認する
- 補綴治療の前に歯周病治療が必要なのはなぜ?
- 歯ぐきが炎症を起こしたまま補綴物を入れると、長持ちせず再治療のリスクが高まります。
- 補綴物がよく取れる理由は?
- 土台となる歯の形に問題がある
咬合力が強すぎる
虫歯で土台が弱っている
接着不備
根が割れている
原因を調べてから再治療します。
- セラミックは虫歯にならないのに、なぜ治療後もメンテナンスが必要?
- セラミック自体は虫歯になりませんが、歯との境目には汚れ(プラーク)が溜まりやすいため残っている歯は虫歯になるリスクがあります。
歯周病のリスクがあります。
かみ合わせに問題が生じている可能性があります
- インプラントの周りが腫れることはありますか?
- あります(インプラント周囲炎)。天然歯の歯周病と同じように進み、放置すると脱落します。
- 入れ歯はどれくらいで作り替える必要がありますか?
- 3〜5年が目安です。顎の骨が痩せるため、徐々に合わなくなります。
- セラミック治療の期間はどれくらいですか?
- 通常は2〜3回です。感染の有無や噛み合わせによって変わります。
- インプラントはどれくらいの期間がかかりますか?
- 骨の状態により3〜6か月程度。骨造成が必要な場合は半年以上かかります。
- 補綴治療の値段はどうして医院によって違うの?
- 使用する材料
技工士の技術
設備(マイクロスコープなど)
保証体制
院内の基準
が異なるためです。
- マージンの適合が良いと何が良いのですか?
- 二次カリエス(再び虫歯)や歯周病のリスクが減り、補綴物が長持ちします。
- CAD/CAM冠と自費セラミックの違いは?
- レジンによるCAD/CAM冠は保険で作れますが、見た目、耐汚染性、耐摩耗性、生体親和性、強度や適合精度は自費のセラミックに劣ります。
- ファイバーコアと金属コアの違いは?
- 硬さが歯に近いのでファイバーコアはしなって歯根破折のリスクを下げ、審美性も高いです。
- 補綴前処置として矯正が必要と言われたのはなぜ?
- 歯の位置が大きくずれていると、理想的な噛み合わせ・形態に仕上げられないためです。
- 仮歯で痛みが出ることはありますか?
- あります。噛み合わせの調整が必要だったり、仮歯の下の歯ぐきが炎症を起こしている可能性があります。
- 型取りが苦手ですが、方法を選べますか?
- 光学スキャナー(カメラで撮影)で対応できる場合があります。
- 歯の色はどこまで合わせられますか?
- セラミックは非常に自然で、隣の歯の透明感や色調にも細かく合わせられます。
ただし自費治療となります。
- 被せ物の下が黒く見えるのは何ですか?
- 金属の影、土台(メタルコア)、虫歯、歯ぐきの退縮や変色が原因のことがあります。
- 前歯のすき間は被せ物で治せますか?
- 軽度であれば可能ですが、咬合や歯列全体に問題がある場合は矯正の方が適切です。
- 金歯は今でも選ぶ人はいますか?
- 今でも一定数おられます。金合金は適合精度・耐久性・歯との相性が非常に良い材料です。
- セラミックは変色しますか?
- 基本的にしません。着色しやすいのはレジン(プラスチック)系です。
- 抜歯後すぐに被せ物は作れますか?
- 抜歯後の骨や粘膜の治癒が必要なため、通常1~2か月期間を置きます。
- 再治療を繰り返すほど歯は弱りますか?
- はい。再治療のたびに歯を削る場合が多く、回数が多いほど保存が難しくなります。
- 咬合力でセラミックが欠けることはありますか?
- 食いしばりが強い方はリスクがあります。ナイトガード併用を推奨します。
- 何本までインプラントはできますか?
- 顎の骨量が十分であれば、必要に応じて複数本可能です。
- 糖尿病があるとインプラントは難しいですか?
- 血糖コントロールが悪い場合はリスクが上がります。HbA1cの値が重要です。
コントロールされていなければ高リスクです。
- 喫煙するとインプラントの成功率は下がりますか?
- 大きく下がります。治癒が遅く、周囲炎のリスクも高まります。
- インプラントは虫歯になりますか?
- なりませんが、インプラント周囲炎(歯周病のような炎症)になることがあります。
- インプラント手術後すぐに仕事に行けますか?
- 軽作業なら可能ですが、ハードな仕事は避けた方が良いです。
腫れや痛みのため翌日休む方もいます。
- インプラントは空港の金属探知機に反応しますか?
- 基本的に反応しません。
- インプラントを支える骨は再生しますか?
- 骨造成を併用すれば再生することがあります。
- インプラントが抜けることはありますか?
- はい。感染や歯周病、咬合過重によって脱落することがあります。
- インプラントのネジはゆるむことがありますか?
- ごくまれにゆるむことがあり、再固定すれば治ることが多いです。
スクリュー固定の場合、定期チェックで確認できます。
- 何歳までインプラントは可能ですか?
- 全身状態が良ければ高齢でも可能です。年齢そのものは制限になりません。
- 入れ歯は毎年調整が必要ですか?
- はい。顎の骨が変化するため、問題を自覚していない場合でも、定期的なチェックと調整が必要です。
- 部分入れ歯のバネは歯に負担をかけますか?
- 一定の負担はかかります。合っていない場合は特に負担がかかりますが、正しく設計された義歯なら大きな問題はありません。
- 入れ歯安定剤は使った方がよいですか?
- 一時的応急的には良いですが、基本的には入れ歯そのものの精度向上が重要です。
- 入れ歯はどれくらいで割れますか?
- 噛む力や扱い方により異なりますが、経年で破損することはあります。
- 入れ歯で硬いものを噛めるようになりますか?
- 慣れによりある程度噛めますが、天然歯ほどの力は出ません。
- 1本だけ抜歯した場合も入れ歯になりますか?
- 部分入れ歯、ブリッジ、インプラントから最も適するものを選択します。
- 入れ歯を洗う時に熱湯は使えますか?
- 使えません。変形の原因になります。
- 金属床はアレルギーが出ることはありますか?
- 稀ですが、金属アレルギーのある方は注意が必要です。
- 入れ歯は夜間に装着しても大丈夫ですか?
- 基本は外しますが、医師の判断で入れておく場合もあります。
- 食べ物が入れ歯に挟まりやすいのですが?
- 合っていない可能性があり、調整や再製作が必要な場合があります。
- 噛み合わせが悪いとどんな症状が出ますか?
- 歯が割れやすい、頭痛、肩こり、顎関節痛などが起きることがあります。
- 歯ぎしりで歯が削れるとどうなりますか?
- 神経に近づいて痛みやしみる原因になります。レジンで詰める処置や補綴処置が必要になることがあります。
- ナイトガードはどのくらいで交換しますか?
- 食いしばりの強い方は半年から1年で交換することがあります。
- 顎関節症でもインプラントはできますか?
- 可能ですが、咬合の安定が重要です。
- 噛み合わせが低いままだと何が問題ですか?
- 顎が疲れる、見た目が老けて見える、聴覚に影響が出ることがある。咀嚼力が低下する可能がある。
- 補綴治療の前に歯周病を治す必要がありますか?
- はい。歯ぐきが炎症のまま補綴を入れると長持ちしません。
- 仮歯で食べても大丈夫ですか?
- 柔らかいものや普通の硬さの物なら大丈夫です。硬いものや粘着性の物、咬み切りにくいものは避けましょう。
- 根の治療が終わっている歯は被せ物が必要ですか?
- 残っている天然の歯の状態によります。自分の歯が多く残っている場合、被せなくても詰めるだけで治せることが多いです。
- 補綴治療は痛いですか?
- 痛くない処置が多いですが、処置を行うことで痛みが出る可能性がある場合、麻酔を用いて対応します。
- 治療回数は短くできますか?
- 症例により可能ですが、感染がある場合は適切な回数が必要です。
- 歯を削るとしみることがありますか?
- 一時的にしみることがありますが、通常は数日で落ち着きます。
- 被せ物の型採りは何分くらいかかりますか?
- 通常は数分(2~5分)です。
- 補綴物は何年くらいで交換しますか?
- 平均では7〜10年ですが、状態が良ければもっと長持ちします。
- 長持ちさせるには何が大事ですか?
- 適切なブラッシングや補助的清掃器具による口腔内清掃。定期検診・ナイトガードなどの総合的管理です。
- セラミックの境目は歯石がつきやすいですか?
- つきにくいですが、ゼロではありません。
- フロスは必要ですか?
- 必須です。補綴物の境目は歯ブラシだけでは磨けません。
- インプラントは天然歯よりメンテナンスが必要ですか?
- 同程度か、それ以上のケアが必要です。
- 食いしばりがあると補綴物が早くダメになりますか?
- はい。歯も補綴物も割れやすくなります。
- 定期検診はどれくらいの頻度で行けば良いですか?
- 3~6か月ごとが基本ですが、個人個人でかなり差があり対応が異なります。
- インプラント周囲炎は治せますか?
- 早期なら治せますが、進行すると難しくなります。
- 高額な補綴物は寿命が長いですか?
- 必ずしも費用=寿命ではありません。
- どの補綴物を選べばよいかの基準は?
- 部位
見た目の優先度
噛む力
壊れやすさ
プラークの着きにくさ
予算
金属アレルギーの有無
これらを総合的に判断します。
- 支払いに医療費控除は使えますか?
- 自費の補綴(インプラント・セラミックなど)は対象になります。
- 保証はありますか?
- 医院によりますが、2〜5年程度の保証を設けている場合が多いです。
- 被せ物が欠けたらすぐ受診した方がいいですか?
- はい。中の歯が虫歯になりやすくなります。
- インプラントのあたりが腫れたのですが?
- インプラント周囲炎の可能性があります。早期治療が重要です。
- 入れ歯でえづきます。改善できますか?
- 床の形態・厚みを調整すれば改善することがあります。
- 被せ物の下が痛いです。何が原因ですか?
- 神経の炎症、2次カリエス、噛み合わせ、歯根破折など複数の可能性があります。
- ブリッジの支台歯が割れることはありますか?
- あります。特に長いブリッジは負担が大きくなります。残ってる天然の歯が少なかったり、補綴物の設計が悪かったり、咬合力が強い場合、割れることがあります。
- 歯がしみるのは補綴物のせいですか?
- 原因は多岐にわたります。悪習癖・咬合問題・知覚過敏・歯根の問題などもあります
- 歯の高さを少しだけ変えることはできますか?
- できます。ただし噛み合わせ全体を調整する必要があることがあります。
- 被せ物の形は希望を伝えられますか?
- 可能です。形態や色調の指定もできます。
- セラミック治療は保険にできませんか?
- 審美的要求度の高いセラミック治療は保険適用外です。
- インプラントの上部構造は交換できますか?
- できます。土台(フィクスチャー)が無事なら交換可能です。
- 入れ歯は落ちやすいのですが?
- 骨の吸収・適合不良・噛み合わせが原因のことがあります。
- 歯が一本もない場合でもインプラントはできますか?
- 全部インプラントにしなくても、2〜4本で総義歯を支える方法があります。
- セラミックの歯は熱を感じますか?
- 天然歯ほど鋭くは感じません。
- 補綴物は研磨仕上げが大事なのですか?
- 非常に大事です。つるつるほど汚れが付きにくく、歯周病予防になります。
- 被せ物は全部白くできますか?
- 基本的に可能です。ただし噛む力やスペースにより材料は選びます。
- 自費の補綴物にすると将来の治療は減りますか?
- 適合が良く、プラークを寄せ付けにくい材料を使用していれば、虫歯・歯周病リスクが低くなり、再治療が減る可能性があります。
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