渋谷区恵比寿の歯科医院|SHIRON DENTAL OFFICE(シロンデンタルオフィス)

症例 左下奥歯3本のメタルインレー をセラミックインレーで 再修復した症例 左下6,7,8番を モノリシックジルコニア インレーで修復し審美的および 機能的改善を行ったケース

治療前

Before
術前(2026年2月)

治療後

After
術後(2026年3月)

主訴 右下の奥3本銀の詰め物をセラミック で治したところが気に入ったので、 左下の奥歯の銀のところも セラミックに治したい。 体に親和性があり汚れが付きにくい 白い材料でやり直したい。 見た目も改善したい。
性別 男性
年齢 50代
症例概要・補綴専門医の分析

下顎左側6,7,8番にメタルインレーが
装着されている。
左下6,7番は咬合面から頬側に及ぶ窩洞で、
右下8番は咬合面単独の窩洞となっている。

患者さんは当初からセラミック修復を
希望されていたが
コンポジットレジン修復についての説明も行い、
両方の利点・欠点・特徴について
確認していただいた。

その結果、セラミック修復で行うこととした。

セラミック修復材料の選択については、
患者さんは大柄で咬合力も強いこと。
3歯とも頬側咬頭内斜面にファセットが認められ
ブラキシズムの既往が認められること。
窩洞が頬側へ一部延長され細いL字の形態が
混在すること。
これらのことから、破折予防に重点を置き
審美性重視のポーセレンe-maxではなく、
強度重視のモノリシックジルコニアインレーで
製作する提案をして
同意が得られたので実施することとした。
左下6,7,8番メタルインレー除去。
セラミックインレー窩洞形成
精密印象採得
精密咬合採得
対合歯印象採得

シェード選択では左下6,7番は頬側に及ぶ窩洞であるが、
頬粘膜の歯面への被覆の程度から
咬合面の残存資質の色調を基本に
色調選択(VitaC1)を行った。

【試適・合着】

ラバーダム防湿を行った。
3歯同時に防湿することが困難であったため
1歯づつ行った。

左下6、7、8番の試適を順番に行った。

適合に問題なかったため、
患者さんに鏡で色調、形態等を確認していただき
同意が得られたので合着操作へ移行した。

残存資質との色調をより調和させるために、
レジンセメントの色調を2種類トライアルした。

その結果、レジンセメントはパナピアV5の
ユニバーサルカラーを選択した。

セラミック内面にサンドブラスト処理と
セラミックプライマーを塗布した。

歯質の窩洞にはティースプライマーを塗布し
20秒後にエアー処理した。

その後、パナピアV5ユニバーサルカラー
を用いて合着操作に移行した。
窩洞内へ直接セメントを注入し、
その後インレー体内面にセメントを付着させてから
窩洞へ移動、圧接した。

インレー体への圧接をピンセットで行いながら
小綿球により余剰セメントを大まかにふき取った。

その後、Tack Cure(タックキュア)を併用して
セメント除去を行った。

硬化後、探針を用い
余剰セメントを除去した。

再度、光照射器で咬合面方向から照射を行った。

その後、ビトリファイドダイヤを用い
マージンのすり合わせと咬合調整を行い、
グロスマスターZR、ジルグロスで研磨を行った。

【補綴専門医の視点】
ラバーダム防湿が必須となります。
▷セラミック修復物のレジンセメント合着における
ラバーダム防湿の重要性
▷補綴専門医がラバーダムを重視する理由

合着後の咬合調整、研磨が非常に重要となります。
研磨が不十分であれば、非常に硬いジルコニア
の場合、相手方の歯を簡単に減らしてしまいます。

形態の違う研磨器具を巧みに使い分けることで
仕上げをしていきます。

特にこのケースでは、頬側咬頭内斜面に
比較的広域なファセットが認められ
このエリアの修復物辺縁の咬合調整を
慎重に行う必要があった。
咬頭嵌合位及び偏心運動時(特に側方滑走時)ので
接触エリアを十分に確認して調整を
何回も行い研磨した。

合着1週間後に各種チェックを行った。

咬合に問題はなく
さらに研磨を十分慎重に行い
鏡面研磨として終了した。


治療期間・回数 治療期間14日で2回来院。
費用
(自由診療となります)
総額  231000円(税込み) 診査・診断・術前術後の説明費用含む。
リスク・副作用

セラミックの破折、脱離。2次う蝕。

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