口腔乾燥(ドライマウス)
~睡眠中のお口の乾燥は、
お口の健康にさまざまな影響を
与えることがあります~
① 朝起きたときにお口の乾燥を感じることはありませんか
朝起きたときに、
・口の中が乾いている
・口がネバネバする
・のどが渇く
・水を飲みたくなる
と感じることがあります。
一時的な乾燥であれば
心配ないこともありますが、
このような症状が続く場合には、
睡眠中のお口の状態や
全身の状態が関係していることがあります。
② 睡眠中はお口が乾燥しやすくなります
睡眠中は、起きているときに比べて
唾液の分泌量が少なくなります。
さらに、
・口呼吸
・いびき
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群
(Obstructive Sleep Apnea
:OSA)
・お口が開いたまま眠ること
などがあると、
お口の中の水分が蒸発しやすくなり、
乾燥が強くなることがあります。
③ お口が乾燥するとどのような影響があるのでしょうか
唾液には、
お口を潤すだけでなく、
むし歯や歯周病を防いだり、
食べたり話したりしやすくしたりする
大切な働きがあります。
お口が乾燥すると、
・むし歯になりやすい
・歯周病が進行しやすい
・口臭が強くなる
・入れ歯が痛くなりやすい
・食べ物が飲み込みにくくな
る
・話しにくくなる
など、さまざまな症状につながることがあります。
④ 原因は一つではありません
口腔乾燥の原因は一つではありません。
例えば、
・加齢
・口呼吸
・薬の副作用
・糖尿病などの全身疾患
・ストレス
・シェーグレン症候群
・脱水
など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、お口の乾燥が続く場合には、
原因を総合的に考えることが大切です。
⑤ 歯科でできること
歯科では、
・唾液の状態
・むし歯や歯周病の状態
・お口の清掃状態
・舌や粘膜の状態
・口呼吸の有無
・口腔機能
などを確認し、
お口の乾燥との関係を
総合的に評価します。
必要に応じて、
保湿剤の使用や生活習慣へのアドバイス、
口腔機能の改善を行うほか、
睡眠専門医や耳鼻咽喉科、内科などの
医療機関と連携しながら対応します。
⑥ 気になる症状が続く場合は早めに相談しましょう
お口の乾燥が続く場合には、
睡眠だけでなく、
全身の病気や服用している薬が
関係していることもあります。
症状を我慢せず、
早めに歯科や医科へ相談し、
原因を総合的に確認することが大切です。
【まとめ】
睡眠中のお口の乾燥は、
唾液の分泌量の低下や口呼吸、
睡眠中の呼吸の異常などと
関係していることがあります。
また、口腔乾燥は、
むし歯や歯周病、口臭、
飲み込みにくさなど、
お口の健康にさまざまな影響を
及ぼすことがあります。
歯科では、お口の状態や口腔機能を
詳しく評価するとともに、
必要に応じて睡眠専門医や
耳鼻咽喉科、内科などの
医療機関と連携しながら、
一人ひとりの口腔乾燥の原因や状態に応じた
対応を行っています。


