顎の大きさ・歯並びと
睡眠の関係
~顎の特徴や歯並びは
睡眠中の呼吸にも関係しています~
「いびきが気になる」
「睡眠中に呼吸が
止まっていると言われる」
このような場合には、
お口や顎の状態も
関係していることがあります。
顎の大きさや歯並びは、
見た目や噛み合わせだけでなく、
睡眠中の呼吸にも関係します。
① 顎の特徴や歯並びは
睡眠中の呼吸と関係します
睡眠中の空気の通り道である
気道の広さには、
顎や舌の位置などが
関係しています。
特に、
顎が小さい方
下顎が後ろに位置している方
では、舌が後方へ移動しやすく、
睡眠中に気道が
狭くなることがあります。
② 顎が小さいと
気道は狭くなりやすくなります
舌は、下顎の内側に
収まっています。
そのため、下顎が小さい場合には、
舌が収まるスペースも
限られることがあります。
眠ると全身の筋肉が
リラックスします。
そのため舌も後方へ
移動しやすくなります。
その結果、空気の通り道である
気道が狭くなることがあります。
その結果として、
・いびき
・睡眠の質の低下
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)
などにつながることがあります。
③ 歯並びにも
関係があるのでしょうか?
歯並びだけで、
睡眠中の呼吸が決まるわけではありません。
しかし、
・顎が小さい
・歯が並ぶスペースが少ない
・歯並びに乱れがある
・上下の顎のバランスに特徴がある
といった状態は、
顎の大きさや位置関係を
反映していることがあります。
そのため、歯並びは、
睡眠中の呼吸を考えるうえでの
参考となる情報の一つ
になります。
④ 睡眠中の呼吸は
多くの要因で決まります
睡眠中の呼吸には、
・顎の大きさ
・舌の位置
・鼻呼吸や口呼吸
・口腔機能
・体重
・加齢
など、さまざまな要因が
関係しています。
そのため、
「歯並びだけ」や
「顎だけ」が原因とは限りません。
一人ひとり異なる要因を
総合的に考えることが大切です。
⑤ 歯科では
何を確認するのでしょうか?
歯科では、睡眠中の呼吸に関係する
お口や顎の状態を確認します。
例えば、
・顎の大きさや形
・上下の顎の位置関係
・歯並び
・舌の位置
・口腔機能
・鼻呼吸や口呼吸
などです。
歯並びだけを見るのではなく、
顎・舌・歯並び・口腔機能を
総合的に評価します。
必要に応じて、
睡眠専門医や耳鼻咽喉科などの
医療機関とも連携します。
⑥ 大切なのは
「歯並び」だけを見ないこと
歯並びが整っていても、
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)
がみられる方はいます。
反対に、歯並びが乱れていても、
睡眠中の呼吸に問題がない方もいます。
そのため、
歯並びだけで睡眠中の呼吸を
判断することはできません。
大切なのは、
お口・顎・舌・呼吸の状態を
総合的に評価することです。
顎・舌・歯並びは
互いに関係しています
顎の大きさや位置は、
舌の収まるスペースにも影響します。
そして舌の位置は、
睡眠中の気道にも関係します。
そのため、
顎 → 舌 → 気道
というつながりを考えることが、
睡眠中の呼吸を理解するうえで
重要になります。
ただし、睡眠中の呼吸には
さまざまな要因が関係します。
一つの要素だけで判断せず、
全体を確認することが大切です。
まとめ
顎の大きさや位置、歯並びは、
睡眠中の気道の状態に関係する
要素の一つです。
特に、
顎が小さい方
下顎が後ろに位置している方
では、舌が後方へ移動しやすく、
睡眠中に気道が狭くなることがあります。
その結果、
・いびき
・睡眠の質の低下
・OSA
などにつながることがあります。
ただし、睡眠中の呼吸は
顎や歯並びだけで決まりません。
舌・口腔機能・鼻呼吸・
口呼吸・体重なども関係します。
歯科では、顎や歯並びだけでなく、
舌・口腔機能・呼吸の状態などを
総合的に評価します。
必要に応じて医科とも連携しながら、
一人ひとりの状態に合わせて、
より良い睡眠と健康につながる
サポートを行っています。


